2014/09/16

George Jensen

George Jensen の珍しいスプーンに出会いました。


1930年代のCACTUSです。
Gundorph Albertus がGeorge Jensenために制作したデザインです。
まさに30年代、アールデコの完璧なデザインが素晴らしい逸品です。
この頃からGeorge Jensenにとってカトラリーは重要な位置を占めてきます。



長さ17.1cm 
デザートスプーン
¥23000

カテゴリーはデザートスプーンですが大きさ、存在感から食事にも使えることでしょう。

裏面には
George Jensenのマークstarling
DENMARK 

2014/09/13

渡英の前に

イギリスへ来ております。
想像していたほど寒くなく穏やかな秋が佇んでいます。


私を迎えてくれたのはメゾンの入り口の大きな銀木犀の満開の花でした。


前回搭乗したFinnairが快適でしたのであえて今回も直行便をはずしてFinnairで。
過度なサービスもなくアテンダントさんは気さくな笑顔。
かといって雑でルーズなことはない。
食事も悪くないしフィンランドビールもワインもチョコレートも美味しいのです。
北欧は観光シーズンだからでしょうか、オシャレな日本人で満席でしたし、
ヘルシンキ空港もアジア人でたくさん。
ヘルシンキなら東アジアから10時間で到着です。

渡英の前にサントリー美術館の特別展へ行ってきました。
東京ミッドタウンというところ私にはあまり縁のないところでしたが
サントリー美術館がそこに引っ越していたとなれば仕方ない。
駐車場を心配しましたが地下の駐車場は待つこともなく入庫、親切な案内の方がいらして迷子になることもなく10分刻みの親切な駐車料金システムに感動しました。

チェコのガラスは古く信頼のおける美術品が多く作られています。
有名な工房や職人を産出しカットグラスやエングレービングの技術は随一です。
イギリスのアンティークガラスにはない優雅でロマンティックな佇まいを見せてくれるのも魅力的です。

先日収集家の方にお嫁入りしたゴブレットはベースからカップの縁まで2種類の異なったエングレービングとカットで文様と紋章が施されていたチェコの逸品でした。
写真をお見せ出来ないのが残念ですが・・・
その余韻もあっての今回の美術展訪問でした。

同じように素晴らしいチェコのガラスがサントリー美術館でみることが出来ます。
中世からロココ、がらりと変わるアールデコ期のもの、そして現代ものもたくさんありました。工芸品の素晴らしさを芸術の秋に味わっていただければと思います。
久しぶりに素敵な美術展でした。

9月28日までの開催です。
プラハ国立美術工芸博物館所蔵 驚きの静と動 ボヘミアングラス
サントリー美術館