日本には身近でもヨーロッパでは珍しいものや、
反対にヨーロッパでは良く見かけるのに日本にはないわ、
というものは案外たくさんあります。
例えば・・・菩提樹の花の香りや芝生の中の可愛いデイジー、そしてピンクの野ばら。
そんな自然の中でロビン(ヨーロッパコマドリ)も日本では普段は滅多に見られない野鳥だけれどイギリスではホントに庭や公園で見られるのです。(私はバードウォッチングが趣味でこのコマドリを見るのに富士山5合目まで行きました)
ハートのメジャーの中の鳥がロビン(ヨーロッパコマドリ)
クリスマスの飾りやカードには良くこのロビンがいます。
こんなふうに枝に停まっていたり、雪の柵に停まっていたり。
それはイギリスにおいてコマドリは新年を宿すといわれています。
対照的に良く民話に出てくるミソサザイは去年を宿す鳥と言われていました。
ですからクリスマスやボクシングでーにはミソサザイ狩りもされていたとか。
またもうひとつ、ロビンは大切な宗教的役割も持っています。
ロビンは赤い胸があってこそ。
赤い鳥小鳥
なぜなぜ赤い
赤い実を食べた
これは私が習っていたピアノの先生とよく歌った童謡です。
先生のピアノ室からは赤い実の木が見えていたような気がします。
北原白秋の詩です。
いえいえ、ロビンの胸が赤いのは赤い実を食べ過ぎたわけではないのです。
ロビンは十字架にかけられたイエスの側で歌を歌い続けイエスを癒し、
また、イエスのいばらの冠を抜こうとして
ロビンの胸はイエスの血に染まった、という言い伝えがあるのです。
また別の伝承では
クリスマスイブの夜、イエスが生まれるベツレヘムの馬小屋は大変寒く
ヨセフが薪を焚こうにもなかなか燃えてくれません。
そこに通りかかったロビン達が皆で羽ばたいて火をおこしたと言われています。
そのとき負った火傷を聖母マリアは祝福し傷を癒したと言われています。
そのあとが赤く胸に残ったのです。
あの小さな身体には収まらないほどの勇気と愛と信仰のロビン
冬の枯れ枝にポツンと停まっていても
雪の柵に停まって遠くを見ていても
暖かな気持ちを皆に伝えてくれるのでしょう。
ロビンのハート形メジャー ¥5800
クリスマスの切手 ¥100
クリスマスのカード ¥800
クリスマスのテーブルナプキン(linen) ¥1200
at Bloom